学会案内

ご挨拶

看護理工学会 第7期理事長 岡山 久代

看護理工学会 第7期理事長岡山 久代

これまでの歩みとバトンの継承

看護理工学会は、初代理事長の真田弘美先生が「看護理工学」という新しい学問領域の土壌を整え、種をまかれたことから始まりました。続く2代目理事長の須釜淳子先生は、その芽を大切に育て、着実に成熟へと導かれました。
そして今、私は第3代目理事長として、そのバトンを託されました。成熟した芽をさらに大きく育て、花を咲かせることが私に課せられた使命です。看護と理工学の融合による新しい価値創造は、人々の健康と生活の質を高める未来志向の挑戦です。花を咲かせることは、単なる成果の象徴ではなく、未来へとつながる新たな命を生み出すことを意味します。助産師である私にとって、この使命は深い意味を持っています。

今期の重点課題

今期は、一般社団法人化を着実に進め、学会運営の透明性と持続性を高めることで、より強固な組織基盤を築くことを最初の課題とします。これにより、学会活動の信頼性を確保し、持続的な発展を可能にします。
次に、看護理工学会誌の英文誌の発行とその実装を進めるとともに、和文誌における掲載論文数の増加を目指します。さらに、会員拡充に向けて、学生や若手研究者の積極的な参加を促し、臨床実践に携わる医療職の参画を広げます。
また、賛助会員として企業の入会を促進し、学会運営への協力をお願いすることで、企業と学会が連携し、産学協働による新しい技術やサービスの創出を進めます。こうした取り組みが看護理工学の発展と社会への実装に確実に貢献すると確信しています。
そして最後に、新たな専門分野との学際的融合を推進し、看護理工学の可能性をさらに広げることを最優先の課題とします。これにより、看護理工学はより多様な知と技術を取り込み、未来に向けた新しい価値を創造していきます。

皆様のご支援とご協力を心よりお願い申し上げます。

学会設立までの動き

2012年
1月21日
第一回看護理工学懇話会
2012年
6月24日
第二回看護理工学懇話会
2012年
11月23日
看護理工学会キックオフシンポジウム
2013年
2月26日
看護理工学会第一回設立準備委員会
2013年
8月11日
看護理工学会第二回設立準備委員会