学会誌
更新日 2026年10月30日
看護理工学会誌 J-STAGE (Online ISSN : 2432-6283)
お知らせ
看護理工学会誌 投稿規程、執筆要項および投稿申込用紙の変更について
看護理工学会倫理綱領および看護理工学会倫理規定の制定に伴い、投稿規程を見直し、「論文は看護理工学会倫理綱領および看護理工学会倫理規定に基づいて行った研究を対象とし,該当する事項を論文中に明記する.この条件が満たされない場合は返却となることがある.」といたしました。これに伴い、執筆要項・投稿申込用紙も更新いたしました。
2026年4月15日以降のご投稿は、改定後の投稿規程・執筆要項を順守いただき、更新後の投稿申込用紙をお使いください。
2026年4月1日
看護理工学会誌 査読方式変更について
看護理工学会誌は、これまでダブルブラインド方式(著者、査読者双方を匿名化した査読方式)で査読を行っておりました。しかしながら、インターネットでの論文等の検索が容易になり、匿名性の厳密な保持が事実上困難になっていることを鑑み、この度、査読方式をシングルブラインド方式に変更することとなりました。
シングルブラインド方式は、著者情報が査読者に開示された状態で査読を行う方式です。査読者の情報はこれまで通り著者には開示されません。
シングルブラインドでの査読は、10月以降の投稿論文から開始となります。それ以前に投稿されている論文については、これまで通りダブルブラインドでの査読となります。
ご投稿される皆様におかれましては、10月1日(火)以降のご投稿は査読者に著者情報が開示された状態での査読となりますのでご了承下さい。
学会誌へのご投稿をお待ちしております。
9月30日(月)までに投稿された論文 ダブルブラインド方式での査読を継続
10月1日(火)以降に投稿された論文 シングルブラインド方式での査読
2024年9月18日
看護理工学会誌では新たに迅速査読制度の運用を開始しました。
学生会員の学位取得や、日本学術振興会の特別研究員への応募を支援するために、投稿を受理してからおおむね2週間以内に査読結果を通知いたします。また、迅速査読の申し込みに当たり、追加料金は発生しません。
なお、詳細は2021年9月26日改定の投稿規程をご覧ください。
看護理工学会誌14巻を発行しました。(2026/10/30)
看護理工学会誌13巻を発行しました。(2026/8/31)
看護理工学会誌12巻を発行しました。(2025/8/29)
看護理工学会誌11巻を発行しました。(2024/7/31)
看護理工学会誌10巻Supplement号(特集号)を発行しました。(2023/8/31)
看護理工学会誌9巻Supplement号(特集号)を発行しました。(2022/9/30)
J-Stageでのパスワード等の入力が不要になりました。また、どなたでもすぐに論文全文を読めるようになりましたので、論文を投稿される方におかれましても、研究成果の一般公開のタイムラグがなくなりました。これを機に是非ご投稿ください。(2019/1/31)
看護理工学会誌は第6巻より電子版のみ(J-Stage)発刊されます。(2018-09-08)
投稿について
看護理工学会では、皆様からのご投稿をお待ちしています。
看護理工学会誌 最新論文
原著
The feasibility of assessing female pelvic floor muscle function using transabdominal ultrasound imaging in a sitting position(座位における女性骨盤底機能の経腹的超音波画像診断による評価の可能性)
座位における女性骨盤底機能の経腹的超音波画像診断による評価の可能性
著者
小石川 由起子1 内藤 紀代子2 岡山 久代3
所属
- 茨城キリスト教大学看護学部
- びわこ学院大学教育福祉学部
- 筑波大学医学医療系
要旨
本研究の目的は,座位での経腹的超音波画像診断法を用いた骨盤底機能評価の可能性を検討することである.40~79歳の健常女性130名を対象に,座位と仰臥位で膀胱底挙上量,挙上持続時間を測定し,それらの値を比較した.また,腹圧性尿失禁(stress urinary incontinence:SUI)症状の有無により2群に分け,膀胱底挙上量,挙上持続時間における比較を行った.膀胱底挙上量と挙上持続時間について,座位と仰臥位で測定した値にはそれぞれ相関がみられた(r=.66).これらの測定値は,仰臥位より座位での値が有意に小さかった (p<.001).膀胱底挙上量は,SUI症状のある者が,ない者の値より有意に大きかった(p=.03).よって,膀胱底挙上量,挙上持続時間は,座位と仰臥位での測定値に関連があることが示された.座位では腹腔内臓器による骨盤底への加重負荷の影響を受けるために,各測定値が小さくなることが明らかになった.これらをふまえ,今後,座位での骨盤底機能評価が可能であると考える.キーメッセージ
- 今回の研究は看護・介護のどのような問題をテーマにしているのか?
研究を行うきっかけとなったことはどのようなことか?
骨盤底機能評価方法の検討がテーマである.腹圧性尿失禁に悩む多くの中高年女性の存在が契機となった. - この研究成果が看護・介護にどのように貢献できるのか?あるいは,将来的に貢献できることは何か?
座位で簡便に骨盤底機能を評価し,骨盤底機能の維持・向上と腹圧性尿失禁の予防・改善への支援に寄与する. - 今後どのような技術が必要になるのか?
座位測定の精度向上のため,プローブ固定装置などの作成・改良が必要である.
キーワード
骨盤底機能評価,超音波画像診断法,尿失禁,女性
The feasibility of assessing female pelvic floor muscle function using transabdominal ultrasound imaging in a sitting position
Author(s)
Yukiko Koishikawa1 Kiyoko Naito2 Hisayo Okayama3
Affiliation
- Department of Nursing, Ibaraki Christian University
- Department of Education and Welfare, Biwako-Gakuin University
- Institute of Medicine, University of Tsukuba
Abstract
Aim: This study aimed to explore the feasibility of assessing pelvic floor muscle (PFM) function using transabdominal ultrasound imaging in a sitting position. Methods: 130 healthy women aged 40 to 79 years were included in this study. Bladder base displacement (BBD) during PFM contraction and the duration of contraction (DC) were measured in both sitting and supine positions, and the values were compared. Additionally, the participants were divided into two groups based on the presence of stress urinary incontinence (SUI), and comparisons of BBD and DC were made. Results: A positive correlation was observed between the values of BBD and DC measured in the sitting and supine positions (r=.66). The values in the sitting position were significantly smaller than those measured in the supine position (p<.001). Additionally, BBD in the supine position was significantly greater in individuals with SUI symptoms than in those without (p=.03). Conclusions: A correlation existed between the values of BBD and DC measured in the sitting and supine positions. In the sitting position, the measurements were reduced possibly owing to the impact of intra-abdominal organ weight on the pelvic floor. Considering these points, we conclude that pelvic floor function assessment in the sitting position is feasible.Keyword
pelvic floor muscle function, ultrasound imaging, urinary incontinence, women
実践報告
看護学生の輸液ポンプ演習における従来学習と mixed reality 学習の比較
看護学生の輸液ポンプ演習における従来学習とmixed reality学習の比較
著者
佐能 唯1 千原 裕香1 西 真理子1 吉川 季実子1 小川 春妃1 横川 陸1 小林 宏光1
所属
- 石川県立看護大学
要旨
本研究の目的は,輸液ポンプ演習における機器操作について,従来資料を用いた学習(従来群)とmixed reality(MR)を用いた学習(MR群)の学習効果を評価することである.看護学部4年生25名を従来群13名,MR群12名に割付け,自主学習後に評価した.技術評価テストの中央値はそれぞれ19.0点,19.5点で,両群でほぼ同等かつ満点に近かった.また,MR群のsystem usability scale(SUS)スコアは53.8点と低く,学習時間は67.5分と従来群(48.0分)より長い傾向が示されたが有意差は認められなかった.これらのことより,MR学習法は操作負荷が高い,または新しい技術への興味関心による学習意欲の向上など複合的要因が影響した可能性が示唆された.しかしながら対象者数が限定的であり,評価方法や学習条件にも課題が残ることから,MRは従来教育を補完する補助的手段として段階的な導入が有用と考えられる.キーメッセージ
- 今回の研究は看護・介護のどのような問題をテーマにしているのか?
研究を行うきっかけとなったことはどのようなことか?
看護学生の看護技術習得に向けた自己学習を支援する効率的な教育手法の提案を目的とした. - この研究成果が看護・介護にどのように貢献できるのか?あるいは,将来的に貢献できることは何か?
mixed reality(MR)を活用した自己学習教材の導入可能性や課題を明らかにしたことで,今後の看護技術習得の発展に貢献すると考えられる. - 今後どのような技術が必要になるのか?
MR技術の発展に加え,利用者が容易に操作できるための支援技術が必要になると考えられる.
The feasibility of assessing female pelvic floor muscle function using transabdominal ultrasound imaging in a sitting position
Author(s)
Yui Sano1 Yuka Chihara1 Mariko Nishi1 Kimiko Yoshikawa1 Haruhi Ogawa1 Riku Yokogawa1 Hiromitsu Kobayashi1
Affiliation
- Ishikawa Prefectural Nursing University