学会誌

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更新日 2026年2月27日

看護理工学会誌 J-STAGE (Online ISSN : 2432-6283)

お知らせ

看護理工学会誌 査読方式変更について

看護理工学会 編集委員会

看護理工学会誌は、これまでダブルブラインド方式(著者、査読者双方を匿名化した査読方式)で査読を行っておりました。しかしながら、インターネットでの論文等の検索が容易になり、匿名性の厳密な保持が事実上困難になっていることを鑑み、この度、査読方式をシングルブラインド方式に変更することとなりました。
シングルブラインド方式は、著者情報が査読者に開示された状態で査読を行う方式です。査読者の情報はこれまで通り著者には開示されません。
シングルブラインドでの査読は、10月以降の投稿論文から開始となります。それ以前に投稿されている論文については、これまで通りダブルブラインドでの査読となります。
ご投稿される皆様におかれましては、10月1日(火)以降のご投稿は査読者に著者情報が開示された状態での査読となりますのでご了承下さい。
学会誌へのご投稿をお待ちしております。

9月30日(月)までに投稿された論文 ダブルブラインド方式での査読を継続
10月1日(火)以降に投稿された論文 シングルブラインド方式での査読

2024年9月18日

看護理工学会誌では新たに迅速査読制度の運用を開始しました。
学生会員の学位取得や、日本学術振興会の特別研究員への応募を支援するために、投稿を受理してからおおむね2週間以内に査読結果を通知いたします。また、迅速査読の申し込みに当たり、追加料金は発生しません。
なお、詳細は2021年9月26日改定の投稿規程をご覧ください。

看護理工学会誌13巻を発行しました。(2026/2/27)
看護理工学会誌12巻を発行しました。(2025/8/29)
看護理工学会誌11巻を発行しました。(2024/7/31)
看護理工学会誌10巻Supplement号(特集号)を発行しました。(2023/8/31)
看護理工学会誌9巻Supplement号(特集号)を発行しました。(2022/9/30)

J-Stageでのパスワード等の入力が不要になりました。また、どなたでもすぐに論文全文を読めるようになりましたので、論文を投稿される方におかれましても、研究成果の一般公開のタイムラグがなくなりました。これを機に是非ご投稿ください。(2019/1/31)

看護理工学会誌は第6巻より電子版のみ(J-Stage)発刊されます。(2018-09-08)

投稿について

看護理工学会では、皆様からのご投稿をお待ちしています。

看護理工学会誌 最新論文

原著

微酸性次亜塩素酸水を用いた新たな哺乳瓶の洗浄・消毒効果の検証

佐伯 真優 ほか | P.93

微酸性次亜塩素酸水を用いた新たな哺乳瓶の洗浄・消毒効果の検証

著者

佐伯 真優1 樋口 幸2

所属

  1. 大分県立看護科学大学大学院博士(前期)課程助産学コース
  2. 大分県立看護科学大学助産学研究室

要旨

微酸性次亜塩素酸水による哺乳瓶消毒の可能性を検討するために,大腸菌および一般生菌について微酸性次亜塩素酸水と従来の消毒方法との滅菌効果の比較を行った.哺乳後と同じ条件にするために,哺乳瓶にミルクと大腸菌を入れ内容液を破棄後,同一条件で洗浄した.実験群は,従来消毒群(煮沸,電子レンジ,薬液)と微酸性次亜塩素酸水群(100mL,10mL,5mL,1mL),洗剤洗浄のみ群,ポジティブコントロール群(洗浄・消毒なし),ネガティブコントロール群の計10群とした.処理後の哺乳瓶に滅菌蒸留水を入れた検体液を,デオキシコレート寒天培地と普通寒天培地に培養し,陽性シャーレ数とコロニー数を計測した.その結果,すべての微酸性次亜塩素酸水群で従来の消毒方法と同様に,大腸菌と一般生菌に対する滅菌効果が確認された.以上から,微酸性次亜塩素酸水は新たな哺乳瓶の消毒方法として活用できる可能性が示唆された.

キーメッセージ

  1. 今回の研究は看護・介護のどのような問題をテーマにしているのか?
    研究を行うきっかけとなったことはどのようなことか?
    親の負担軽減を目指すことをきっかけに,微酸性次亜塩素酸水を用いた新たな消毒法を検討した.
  2. この研究成果が看護・介護にどのように貢献できるのか?あるいは,将来的に貢献できることは何か?
    微酸性次亜塩素酸水は安全で簡便な新たな消毒方法として活用できる可能性が示唆された.これにより親子の健康の維持,育児の負担軽減に貢献できる可能性がある.
  3. 今後どのような技術が必要になるのか?
    さまざまな微生物や環境条件下での検証を重ね,安全かつ簡便な使用方法を確立させることが必要である.

キーワード

哺乳瓶消毒,大腸菌,微酸性次亜塩素酸水

Evaluation of the cleaning and disinfection efficacy of slightly acidic hypochlorous acid water for baby bottles

Author(s)

Mayuu Saiki1 Sachi Higuchi2

Affiliation

  1. Oita University of Nursing and Health Sciences, Master’s Course in Midwifery
  2. Department of Midwifery, Oita University of Nursing and Health Sciences

Abstract

This study investigated the disinfection efficacy of slightly acidic hypochlorous acid water(SAHW)for disinfecting baby bottles. The bactericidal effects of SAHW and conventional disinfection methods(boiling, microwave heating, and chemical disinfectants)were compared using Escherichia coli and general viable bacteria as indicators. To simulate post-feeding contamination, baby bottles were filled with milk and inoculated with E. coli, after which the contents were discarded and the bottles were washed under standardized conditions. Ten experimental groups were established: three conventional disinfection groups(boiling, microwave heating, and chemical treatment), four SAHW groups(1 mL, 5 mL, 10 mL, and 100 mL), a detergent-only group, a positive control(no washing or disinfection), and a negative control. After treatment, residual contamination was assessed by culturing rinsates on deoxycholate agar medium and standard nutrient agar medium, and the number of colonies and contamination presence were recorded. All SAHW-treated groups exhibited bactericidal effects against E. coli and general viable bacteria, comparable to those of conventional disinfection methods. These findings suggest the potential applicability of slightly SAHW as a new method for disinfecting baby bottles.

Keyword

sterilization of baby bottles, escherichia coli, slightly acidic hypochlorous acid water